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補聴器適合検査

補聴器は生活必需品

自然の老化現象により、70歳を超えると2人に1人は耳の聞こえが悪くなります。しかし、老人性難聴は周囲との疎遠の原因にもなり、大きなハンディキャップといえます。補聴器は、難聴を補助する器具であり、難聴の高齢者が明るく、豊かな生活を送るための生活必需品です。

補聴器使用の現状

現在、難聴者は推定約1420万人、総人口の約11%ですが、補聴器を使用している人は約200万人、難聴者の約14%しかいません。この原因には、補聴器が高度の難聴しか公的に支給されず、また補聴器使用に抵抗がある人が多い、などが挙げられます。
アメリカではレーガン大統領が、テレビ演説で両耳に補聴器をつけて、「補聴器が有効である。」と国民全員に説きました。日本でもこのような社会教育が必要です。

補聴器の適合(フィッティング)

補聴器は音の増幅器ですが、難聴者全てに万能というわけにはいきません。これを判断するために、難聴者に補聴器の適合(フィッティング)を行なわなければなりません。
補聴器の適合(フィッティング)は次の手順で行います。

  • 補聴器が必要かどうかを決めます。
  • 適切な補聴器を選び、その特徴を調べます。
  • 生活環境など考えて補聴器を入念に調節し、難聴者に出来るだけ最適なものにしていきます。

補聴器が必要か?

まず、純音聴力検査(写真1:音の聞き取り検査)、語音聴力検査(言葉の聞き取り検査)を行い、補聴器が必要かどうかを決めます。

補聴器選び

写真1:各種補聴器

補聴器には各種あります(写真1)。
信号形式によりアナログ式デジタル式、また外形により箱型、耳掛け型、耳穴型に分けられ、その比較は次の表の通りです。

  ハウリング 言葉の明瞭度 適応難聴
デジタル式 少ない 高い 軽度~高度
アナログ式 多い 低い 軽度~中程度

(注)ハウリング:外耳道から漏れた音が増幅して「ピーピー」鳴る音をいいます。

  適応難聴 操作性 価格
箱型 軽度~高度 簡単 安い
耳かけ型 軽度~高度 中程度 中程度
耳穴型 軽度~中程度 困難 高い

表1:補聴器の比較

まず、難聴者の聴力だけでなく、予算や希望も考えて、適切な補聴器を選びます。次に、その補聴器が効果的に音を増幅するかを調べ(補聴器特性検査:写真2)、必要があれば補聴器の音漏れがないように耳型(イヤー・モールド:写真3)を作ります。この補聴器が難聴者に適していれば、これを貸し出します。

聴器の調節

「自宅で補聴器を使用してみて、聞こえの具合はどうか?」「また、屋外ではどうか?」 などアンケート調査を行います。その結果を分析し、色々な雑音下で言葉の聞き取り検査(音場検査)を行います。この検査を数回行い、生活環境に最も適合するよう、ご本人が納得されるまで補聴器を調整します。

写真5:音場検査の実際
中央のスピーカーから会話音を、左右2個のスピーカーから雑音を出し、検査を行います。

最後に

補聴器は高価な耳穴型が最適とは限りません。難聴者により、臨機応変な補聴器の適合(フィッティング)が必要であるため、一般の眼鏡店、デパートなどでは適切な適合ができません。
当院は補聴器適合検査施設に認定されています。良い補聴器を選び、良い適合を行うことを目指しています。勿論、他店で購入された補聴器の調整も行っています。
補聴器のことならお気軽にご相談ください。

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