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メニエール病

(1)メニエール病とは

メニエール病とは、30~40歳代の女性に多く、回転性めまい、難聴、耳鳴りなどの症状を繰り返す病気です。内耳性めまい(内耳の病気で起こるめまい)の約1/4を占めます。

(2)原因

内耳は内リンパという液体で満たされています。原因は不明ですが、この内リンパ液の分泌・吸収が障害され、内リンパ水腫(内リンパ液の過剰な状態)が起こり、その結果、難聴(内耳性難聴)や回転性めまいが起こります。

(3)診断

●症状:回転性めまい、耳鳴、難聴などを繰り返す。
●聴力検査:低音障害型の内耳性難聴を認める。
平衡機能検査:前庭刺激検査(温度眼振検査)で半規管の機能低下を認める。
●フロセミド試験 :利尿剤であるフロセミドを静脈注射して、前庭刺激検査(温度眼振検査)を行なう。注射後に半規管の機能改善を認める。
●グリセロール試験:脳圧下降剤であるグリセロールを点滴注射して、聴力検査を行なう。注射前に比べて、注射後で聴力の改善を認める。

(4)治療

利尿剤(イソソルビド)を内服投与します。聴力が著しく低下した場合には、ステロイドホルモンを使用したり、めまい発作が頻回に起こる場合には手術を行なうこともあります。

(5)予後

生命に危険を及ぼすことはありませんが、症状を繰り返します。これにより難聴が悪化したり、両側に起こることもあり、注意が必要です。