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鼻の病気

(1)鼻の構造

鼻は鼻腔(びくう)、副鼻腔(ふくびくう)からできています。

鼻腔鼻腔は、鼻中隔で左右に分けられ、側壁には鼻甲介という突出物があります。
副鼻腔鼻腔周囲にある空洞で、鼻腔とつながっています。上顎洞(じょうがくどう)、篩骨蜂巣(しこつほうそう)、前頭洞(ぜんとうどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)の4種類があります。

(2)鼻の働き

鼻には嗅覚機能、上気道機能、構音機能があります。

嗅覚機能鼻腔天井部分に嗅覚細胞が多数あり、化学的刺激を知覚します。
上気道機能吸気を一瞬に加温、加湿して肺を保護する機能や異物除去の機能があります。
構音機能「な行」「ま行」「ん」の発音時、鼻腔後部を開いて音を共鳴させます。

(3)急性副鼻腔炎

症状鼻閉、鼻漏、後鼻漏、頬部腫脹、頭痛など。
原因上気道の急性炎症、外傷、潜水、航空機搭乗による急激な気圧変動などに引き続いて起こります。(図・写真1)。
治療抗菌剤内服など保存的治療を行いますが、針を使用して膿を除去する上顎洞穿刺などの手術を必要とする場合もあります(図2)。
(図・写真1)右急性副鼻腔炎:右上顎洞に膿(黒矢印)が溜まり、右鼻腔内に膿の分泌(白矢印)を認めます。
 
(図2)右上顎洞穿刺
 

 

(4)慢性副鼻腔炎

症状鼻閉、鼻漏、後鼻漏、頭痛など。
原因鼻中隔弯曲症、アレルギー体質、衛生状態などが原因して、副鼻腔に起こった細菌やウィルスの感染が慢性化して起こります。
治療軽症から中等度の症例では、少量の抗菌剤(マクロライド系)を2~3ヶ月内服することにより約7割が治ります。しかし、鼻茸がある様な重症例(図3)では、手術治療が必要となります。症例にもよりますが、鼻内内視鏡手術(慢性副鼻腔炎根本手術)は日帰り手術が可能です。(図4)。