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鼻のアレルギー

原因と種類

・症状:くしゃみ、水様性鼻汁、鼻づまりなど
・原因:抗原(アレルゲン)によって起こる鼻粘膜のアレルギー反応です。
・種類:抗原により次のようなものがあります。

(1)アレルギー性鼻炎

1.通年性アレルギー性鼻炎:ハウスダスト(ほこり)、ダニなどにより、一年を通して起こるアレルギー性鼻炎です。
2.季節性アレルギー性鼻炎:各種花粉により起こる季節性のアレルギー性鼻炎です。

(2)血管運動性鼻炎

抗原が不明である鼻過敏症をいいます。

写真1:鼻過敏症の鼻腔内所見:粘膜が腫れ、多量の鼻汁分泌を認めます。

診断

診断には抗原の検査、確定が必要ですが、抗原が確定できない場合はアレルギー素因(体質)の検査を行います。

(1)抗原の検索法

RAST法(採血法)、皮膚反応法(スクラッチテスト)などがあります。
皮膚反応法(皮膚ひっかき検査)の実際:腕に針などで軽くひっかき傷を作り、その上に抗原エキスを落として15~30分後に判定します。

抗原の検索法1抗原の検索法2抗原の検索法3

  

(2)アレルギー要因の検索法

鼻汁好酸球検査法や血清IgE量測定法でアレルギー素因の有無を検索します。

薬物治療

(1)一般的治療

一般的に、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、ステロイド剤の服用や外用を行います。花粉症の場合には、花粉飛散2週間前から服用すると、症状はあまり出ないか、または出ても軽く済みます。

(2)非特異的治療

花粉症や通年性アレルギー性鼻炎などの場合に、症状出現前にヒスタミン加γグロブリン(写真1)を週1~2回の割合で、合計6回注射します。当院でも行っています。
図1 ヒスタミン加γグロブリン
写真1:ヒスタミン加γグロブリン

(3)特異的減感作治療

免疫療法とも呼ばれ、通年性アレルギー性鼻炎(ほこり、ダニなど)や花粉症(スギ、ブタクサ)で、症状が中等度以上の症例に対して行います。抗原エキス(写真2)を週1~2回注射し、抗原を遮断する抗体作りを目的とします。治療に約2~数年かかりますが、治癒率は高いです。当院でも行っています。
図2 ヒスタミン加γグロブリン
写真2:抗原エキス(ハウスダスト

手術治療

(1)手術治療

重症例ではアルゴンプラズマ凝固手術や鼻閉改善手術などの手術が必要です。日帰り手術が可能であり、当院でも行っています。詳しくは日帰り手術を参照してください。